歯肉の仕組み

担当: 歯科技工士 竹林 | 2022.10.10

こんにちは、エムズ歯科クリニック技工士の竹林です。

10月は外に出やすい気候ですね。

軽く散歩するのも気持ちがいいです。

 

今回は「歯肉の仕組み」についてお話ししたいと思います。

歯肉には特徴があります。

歯槽骨という骨が歯肉の下にあります。

この骨がしっかりあることで歯肉は形を保つことができます。

だいたい歯槽骨から2mm以上の厚みで歯肉はおおわれています。

 

歯肉が退縮してしまうとその下の骨も歯肉から2mm離れる傾向にありそれに合わせて退縮してしまいます。

歯肉の著しい退縮は下の骨まで退縮するため一度退縮してしまうと歯肉を回復させることが難しくなります。

 

技工士の視点で歯肉の回復についてお伝えしたいことがあります。

新しくセラミックの被せ物を入れるときに、もともと歯茎にあった隙間が埋まることがあります。

セラミックの被せ物は歯肉と生体親和性がよく、セラミックに這うように歯肉がのぼってくることがあります。

この現象を「クリーピング」といいます。

クリーピングは歯肉のケアも大事で歯ブラシなどの口腔ケアをしっかりし、歯茎が健康であることが必要になります。

歯茎をみることで隙間がうまるかはだいたい知ることができます。

歯茎をよくみるとブツブツした穴のようなへこみ「スティップリング」があり、骨が下にある証になっています。

このスティップリングしっかりとあると、クリーピングで5mm近くうまる傾向にあります。

 

技工士としてこのような点も考えながら被せ物と歯肉が最後きれいに整うように心がけて作っております。

 

歯肉についてお話しさせていただきましたが

歯肉のケアはとても大事ですのでなにかケアでお困りのことがありましたらぜひスタッフまでお声掛けください。

皆様の健康な生活のお手伝いができれば幸いです。

 

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