こんにちは、エムズ歯科クリニック技工士の竹林です。
7月は雨もそう多くなく、体を動かしやすい月かもしれませんね。
暑い日はこまめに水分補給を大切しましょう。
今回は「小児矯正の目的」という内容でお話したいと思います。
小児矯正を考えるのは子供というよりは親のほうですよね。
歯並びが悪くならないように、子供に矯正させてあげたい親が多いと思います。
ただその思いとは別に実際矯正すると嫌がる子供も多くいます。
そんな中でしっかり矯正の目的について考えていきましょう。
子供の矯正は悪い歯並びにならないための予防です。
また、歯の生え変わりや、顎の成長を正しい方向へ導くことです。
一般的に乳歯列期や混合歯列期からはじまる治療を1期治療、早期矯正治療といいます。(これが小児の治療になります。)
永久歯列期の全体的治療を2期治療、本格矯正治療といいます。
1期治療は部分的に歯を動かして顎の骨のバランスを整えます。
その後生えてくる歯が正常になるように準備する治療です。
この段階は6~8割ほど矯正が進んだ状態です。
2期治療では全体的に歯を動かして最終的な理想的歯並びにしていきます。
そのため1期治療と2期治療をセットで行うのが通常の矯正治療になります。
ただ1期治療で終えられる場合もあり、人によって多少かわってきます。
1期治療をはじめるのはどのタイミングがよいのかは、先生によっても考えが違いますが、
上の前歯4本がある程度生えそろう小学校2,3年生あたりが一般的です。
またどういう歯並びの時に矯正をしたほうがよいかは大きくは
反対咬合、交叉咬合、萌出不全、開口、上顎前突のときです。
歯医者さんでこれらのいずれかの診断をされたときは矯正をしたほうがよいと思います。
歯並びが悪いとさまざまな悪影響がでます。
虫歯にもなりやすくなり、発音や食事がしづらいなどの問題もあります。
そのため、矯正が必要について歯医者さんにいき診てもらうのが一番よいと思います。
小児矯正は基本的には保険適用外です。
ただ一部先天的な病気が原因などで矯正が必要な場合は保険適用になることがあります。
何かお口でお困りのことがありましたら一度エムズ歯科クリニックまでおこしください。
皆様の健康のお手伝いができれば幸いです。