前歯の外傷による脱離について

担当: 副院長 松永 | 2021.03.20

こんにちは、エムズ歯科クリニック磯子歯科医師の松永です。本日は、前歯の外傷による脱離について、お話したいと思います。

転倒などで、前歯をぶつけ、脱離してしまった場合、脱離した歯を再植することによって保存できる場合があります。

脱離とは、歯が完全に周りの組織から離れた状態のことです。

再植した歯の生存率にもっとも影響を及ぼすのが、この脱離した歯に付着している歯根膜の生死や有無です。

歯根膜は乾燥に弱く、30分以上乾燥状態にさらされてしまうと、死んでしまいます。

水道水中で保存しても、120分で大半が死んでしまいます。

そこでおすすめなのが、牛乳を保存液として使用することです。

脱離した歯を牛乳につけておいた場合、6時間経っても、歯根膜が生きている可能性があります。

いずれにしても、早ければ早いほど、再植できる可能性が高くなります。

脱離した歯を牛乳にいれた状態で、すぐに歯科医院を受診し、正確な診査診断を受けることをおすすめします。

歯をぶつけてしまった場合は、当院へご相談ください。

当院では、最新の設備がそろっており、より正確な診断をすることが可能となっております。

スタッフ一同、お待ち致しております。

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