こんにちは。エムズ歯科クリニック磯子、管理栄養士の池田です。
7月に入り、夏本番の暑さを感じる日が増えてきましたね。冷たい飲み物やさっぱりした食べ物が美味しくなる季節ですが、インプラント治療中の方にとっては、食事の内容に少し気を配ることが大切です。
今回は、管理栄養士の視点から、インプラント治療中の食事で気をつけたいポイントをお伝えいたします。
◎治療直後は無理に噛まないメニューを
インプラント手術直後は、治療部位に負担をかけないようにしましょう。手術当日から翌日にかけては、刺激の少ない、やわらかい食べ物が安心です。
たとえば、
- おかゆ
- 柔らかく煮たうどん
- 豆腐やスクランブルエッグ
- ヨーグルトやプリン
など、スプーンで食べられるようなメニューがおすすめです。
熱すぎる・冷たすぎるものは、腫れや痛みを感じやすくなることがあるため、常温に近い温度で摂るとよいでしょう。
◎経過に応じて少しずつ食事を戻していきましょう
術後数日が経過し、痛みや腫れが落ち着いてきたら、徐々に食事の内容を戻していきます。ただし、固いものや噛みごたえのある食材は避け、柔らかめの調理を心がけてください。
たとえば、
- 蒸し野菜
- 柔らかく煮た鶏ひき肉のそぼろ
- 白身魚の煮つけ
など、口当たりがよく、消化に負担がかからないものが適しています。
◎栄養バランスにも目を向けましょう
食事制限があると、どうしても栄養バランスが偏りがちになります。特に、たんぱく質・ビタミン・ミネラルを意識して摂ることで、傷の回復をサポートすることができます。
もし食事だけでの摂取が難しいときは、スムージーや栄養補助食品などを取り入れるのも一つの方法です。無理なく続けられる工夫が、治療のサポートにつながります。
◎最後に
インプラント治療中は「噛むこと」に慎重になるため、食事がストレスに感じられることもあるかもしれません。でも、無理をせず、体調に合わせて少しずつ進めていけば大丈夫です。私たちスタッフも、安心して治療を受けていただけるようにサポートいたします。
お食事や栄養のことで不安なことがあれば、いつでもご相談くださいね。