こんにちは。磯子 歯科医師の山口です。
本日は、クリーニングについてお話したいと思います。
歯科医院でクリーニングを行う場合、保険適応で行うものと自由診療(以下自費)で行うものがあります。
この二つは何が違うのでしょうか。
保険で行う場合のクリーニングは、歯周病治療の一環として行う場合がほとんどです。
超音波スケーラーと呼ばれる特殊な機械での歯垢(プラーク)・歯石の除去、歯周病に対して有効な成分含有の歯磨剤でのブラッシング、歯ブラシの指導などが主に行われます。
1回で終わることをほとんどなく、歯石の付着具合よっては4~5回程度行う場合もあります。
一方で自費のクリーニングですが、治療に重点を置いている保険のクリーニングと違い、審美(見た目)の改善に重点が置かれます。
例えば、飲食物による着色やたばこのヤニの除去など、ご自身では取り切れない汚れを専用の器具や研磨剤・薬剤を使用し除去します。
基本的に一回の処置で行う場合が多いですが、汚れの付着具合によっては、上下の歯を2回に分けて行うこともあります。また、1回のクリーニングにかかる時間も保険のクリーニングより長く1時間程度お取りします。
保険のクリーニングも自費のクリーニングも歯周病を予防できます。
ただ、1度で終わらせるのではなく、定期的にクリーニングを受けることがむし歯や歯周病の早期発見になりますので、3か月に一回の定期検診をおすすめしております。
自費のクリーニングの費用はこちらです。
保険のクリーニングの場合、治療が目的ですのでこちらからご提案させていただくことが多いですが、自費のクリーニングをご希望の方は歯科医師や歯科衛生士にお声がけください。