こんにちは。
エムズ歯科クリニック磯子、歯科医師の千葉です。まだまだ寒い時期が続いていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか。
さて、今回は日々の口腔ケアの大切さについてお話をします。歯ブラシは、何のためにするのでしょうか?もちろん、虫歯や歯周病の予防のために行います。歯は、虫歯になると基本的には元には戻りません。(ごく初期の虫歯ですと、再石灰化といって元に戻ることはあります。)虫歯は削り、人工物で補うことになります。歯は一生ものと言いますので、虫歯にならないよう、日々のブラッシングが大切なのです。
歯周病は進行すると歯を支える骨がぐらぐらになり、最終的には抜け落ちてしまいます。歯は抜けると、なくなった歯を補うために入れ歯やインプラントといった治療が必要になります。これも、歯を磨くことで予防ができます。
私は訪問診療でご高齢の方を診療していますが、虫歯や歯周病がある方は、汚れもつきやすいです。汚れは細菌の塊です。誤嚥といって、食道ではなく気管に入ることもあります。誤嚥性肺炎とは、口の中の細菌が肺に入り炎症を起こすことで、ご高齢の方では多くの方が誤嚥性肺炎に罹患しています。
子どもの歯である乳歯は、大人の歯の永久歯に比べ、虫歯に非常になりやすいです。乳歯は柔らかく、細菌への抵抗性も低いからです。
つまり、子どもからご高齢の方まで、日々のブラッシングが何よりも大切ということです。ぜひ一度、ご自身の歯磨きについて考えてみてください。
当院では、その方それぞれのお口の中に合った、歯ブラシの種類やフロスといった補助的清掃器具について提案しております。
ぜひ一度、お気軽にご来院ください。