親知らずの抜歯とは

担当: 歯科医師 諸井 | 2025.06.24

こんにちは、エムズ歯科歯科医師の諸井です。今日は親知らずの抜歯についてです。


親知らずの抜歯:基本情報

■ 親知らずとは?

  • 第三大臼歯(8番目の奥歯)
  • 通常、10代後半〜20代前半に生えてくる
  • 正しく生えていれば問題ありませんが、**斜め・横向き・埋伏(埋もれている)**の状態が多く、周囲に悪影響を及ぼすことも

 抜歯が必要なケース

  • 痛みや腫れが繰り返される
  • 虫歯や歯周病になっている
  • 前の歯(第2大臼歯)を圧迫・虫歯にするリスクがある
  • 矯正治療の一環でスペースを確保する必要がある
  • 嚢胞(のうほう)形成が見られる

抜歯の流れ(通常)

  1. レントゲン・CT撮影
    • 神経や顎の骨との位置関係を確認
  2. 局所麻酔(または全身麻酔)
    • 通常は局所麻酔。複雑な場合は大学病院で全身麻酔の場合も。
  3. 切開・抜歯
    • 骨を削ったり、歯を分割して取り出すことも
  4. 縫合・止血
  5. 術後の経過観察
    • 抜糸は1週間程度後
    • 腫れ・痛み・内出血などは数日〜1週間で落ち着く

 術後の注意点

  • 激しい運動・入浴・飲酒は控える(当日〜2日程度)
  • うがいは強くしすぎない
  • 処方された抗生物質・鎮痛薬は指示通りに服用
  • 食事は柔らかいもの、患部に触れないように

よくあるトラブル

  • ドライソケット(血のかさぶたが取れて骨が露出し、激痛が数日後に出る)
  • 腫れ・内出血(見た目に変化が出るが1週間程度で改善)
  • 下顎の場合、下歯槽神経への影響(しびれなど)※稀だが可能性あり

 

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