歯周外科治療について

担当: 歯科医師 山口 | 2021.12.01

こんにちは。磯子 歯科医師の山口です。

本日は、歯周外科治療についてお話ししようと思います。

 

歯周外科手術(フラップ手術)とは、基本的な歯周治療が行われた後に歯周病の症状が回復・改善しない場合、改善しない部位の歯茎を開き、深い歯周ポケットに残っている歯石などを直接目で見て確認し除去する処置のことです。

 

手術と言っても、特別な手術室で行ったり、全身麻酔をかけてやるといった処置ではありません。麻酔は行いますが、むし歯治療と同じく歯茎に打つ局所的な麻酔をして行います。

 

基本的な歯周治療は、歯ブラシ指導、口腔内のクリーニング(プラークや歯石の除去)、噛み合わせの調整・改善、適合が合っていない被せ物の除去などが行われます。

以上のような基本的な治療を行っても歯周病の症状の改善が見られない場合に、歯周外科治療を行います。

 

基本的な歯周治療では、歯茎の中の奥深くに入ってしまったプラークや歯石は見えづらく、手探りの状態で行われるため、器具が届かず取り切れない場合があります。

歯周外科手術(フラップ手術)は、歯茎の一部分を開いて、感染している病巣や原因となっている歯石やプラークを直接見ながら、取り切れなかったプラークや歯石を確実に取り除くことができます。

 

ただし歯周外科手術(フラップ手術)の後、歯が染みる症状(知覚過敏)や歯茎が下がる可能性があります。症状が出てきた場合は知覚過敏を抑制する歯磨き粉を使用していただいたり、お薬を塗布する場合もあります。

 

歯茎から変な味がしてきた、歯磨きをすると出血してくる、歯が揺れている気がする、口臭がする、などが歯周病のサインです。

歯周病が気になる方はぜひお声がけください。

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