こんにちは、エムズ歯科クリニック磯子の歯科医師岡本です。
もうすでに冬が駆け足で近づいてきている様で、寒さを感じるところであります。
こういう時サムゲタンスープなど温かいものを食べたくなりますね。
本日は歯周病についてお話致します。
良く聞く単語ではあると思いますが、虫歯と歯周病では原因となる細菌が異なります。
前者は主にグラム陽性菌が後者はグラム陰性菌が原因となります。
そしてグラム陽性菌は糖をエネルギーにして歯を溶かす毒素を出すのに対してグラム陰性菌は骨を溶かしてしまいます。
放置すれば大部分の歯が虫歯になり抜歯に繋がるのと同じように、歯周病も放置すると歯の支えとなる骨が無くなり抜歯に繋がります。
このグラム陰性菌は空気が苦手な細菌で、歯茎の中(歯周ポケット)の汚れを好みます。
歯に付着している汚れは歯ブラシでセルフケアが可能ですが、歯周ポケットに隠れている汚れはプロフェッショナルケアでないと取るのが難しいです。
その汚れが深く溜まっているほど、歯周ポケットが深くなるにつれ取るのが難しくなります。
歯周病の進行を防ぐために歯科医院での定期的な検診、クリーニング等の歯石の除去が必要になってきますので、是非ご来院されたときは歯科医師にお尋ねください。