こんにちは！
歯科医師の福島です。
暖かくなりそろそろ上着をしまおうか考える今日この頃です。

今日は「子どもの前歯の虫歯」について書いていきます。

通常、子どもの歯は大人の歯と比べて強度的に柔らかく虫歯になりやすいです。
特に生えはじめの頃はできたての状態で歯を構成するミネラルの量も少ないことと、汚れもたまりやすいので親御さんにしっかりケアしていただく必要があります。

子どもの歯は食生活にも影響を受けやすく、日本では乳酸菌飲料等を哺乳瓶に入れて飲ませることによって生じた哺乳瓶う蝕と呼ばれるものもありました。
飲んだ際に上の前歯のベロ側が飲料に曝されることで上の前歯のベロ側の多数面に特異的に虫歯が生じ、ほかの歯は健全な状態なのが特徴的です。

また近年では、スポーツドリンクを哺乳瓶に入れて夜間就寝前等に飲ませている乳幼児で哺乳瓶う蝕と似た症状が問題になったことがあります。

子どもの歯の健康に保つためには日々のブラッシングだけではなく、食生活にも気を配る必要があるんですね。

子どもの前歯が早くに無くなると、後から生えてくる大人の歯は正常に生えなかったり、顎の成長に影響を与えることもあります。

子どもから大人まで歯はとても大事ですので何か気になることがあれば、ぜひエムズ歯科まで来てくださいね。