こんにちは、エムズ歯科クリニック港南台、歯科医師の恵谷です。

そろそろ冬もあけそうで、春の暖かさを感じるようになってきました。

春眠暁を覚えずといいますが、気づかず寝過ごす、なんてことが本当に起きやすいので皆さんも気をつけてください。

さて、気づかないというと、実は虫歯も案外自分では気づけないものだったりします。

そもそも、皆さんはどういったときに歯医者に行くでしょうか。

痛くなってはじめて歯科医院に行く人もいるかもしれません。

しかし、これははっきり言って悪手です。

虫歯は初期段階だと、痛みなく進行して、痛みがでたときは相当進行しており、何回も治療に通わないといけなくなる、なんてこともしばしばあります。

歯冠は、表面から、エナメル質、象牙質、その中の歯髄、というような構造をしており、基本的にエナメル質から虫歯は進行していきます。

しかし、エナメル質は痛みを感じないので、ほとんど自覚症状はないです。

なので、象牙質まで進行してはじめて痛みを感じるパターンが多く、この時には、神経の治療を必要とするケースもよくあります。

エナメル質のみのむし歯では１，２回程度で治療が終わるのに対して、神経の治療まで必要だと７，８回と一気に回数がかさんでしまいます。

なので、痛みがでてから、という考え方の人がいらっしゃったら、ご自身の健康のためにも、早めに治療できる環境をつくる、すなわち、歯科医院で定期検診を受けて、むし歯は早めに治す習慣をつけていただくことをおすすめします。

ご自身の口の中の健康は気になりましたら、ぜひご来院ください。