こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の長谷川です。
寒い日が続きますが、早く暖かい春になってほしいですね。今からお花見が楽しみです♪
さて、本日は「口腔機能」についてお話します。
「口腔機能」とは、誰かとおしゃべりしたり、食事をよく噛んでしっかり飲み込んだりといった機能のことを指します。
この機能は、老化とともに衰えることが知られています。
例えば、舌の動きが鈍くなると滑舌が悪くなっておしゃべりがしづらくなったり、
虫歯や歯周病で歯が無くなると噛みづらくなって硬いものが食べられなくなったり…ということが起こります。
このように、お口の機能が少し低下した状態のことをオーラルフレイルと呼びます。
オーラルフレイルによってコミュニケーションや食事が不自由になると、社会性が低下してしまい、今度は全身の筋力や認知機能の低下を招いてしまうと言われています。
全身的な衰えは、まずお口から始まる、ということですね。オーラルフレイルの早期発見・早期対策が元気な老後を過ごす一番の近道ということになります。
さて、突然ですが、「パ」とできるだけ素早く何度も言ってみてください。
…いかがでしょうか?意外に難しいと感じたのではないでしょうか。
これはオーラルディアドコキネシスという検査で、10秒間に何回「パ」と発音できるかをみています。
1秒あたり6回できなかった場合は、口腔機能低下の疑いあり、と判断されます。他にも「タ」や「カ」でも行います。こういった方法で口腔機能を検査していきます。
もし衰えていることが分かったら、次は体操や訓練で機能を高めていきます。口や舌を動かす様々なトレーニングがありますので、気になった方はぜひ歯科医院でご相談ください。
オーラルフレイル対策で、元気な老後を過ごしましょう。