こんにちは！

港南台、歯科医師の福島です。

梅雨も開けて夏らしくなってきましたね。

今日はどうやって虫歯になるのか書いていこうと思います。

皆様はKeyes（カイス）の輪という言葉をご存じですか？

Keyes（カイス）の輪とは宿主（歯質）・細菌・食事の３つの要素が重なったときに虫歯が発生するという説なんですね。

この説に時間を足したNrebrunの4つの輪が今の虫歯ができる要素と考えられています。

なので、虫歯を予防するには宿主（歯質）・細菌・食事・時間のこの4つの要素が揃わないようにする必要があります。

宿主（歯質）はフッ素を塗布し歯の表面の再石灰化を促したり、歯列矯正を行って歯磨きをしやすくすることで改善できます。

細菌は虫歯の原因菌であるミュータンス菌を増やさないようにする必要があります。

食事はミュータンス菌が餌とする砂糖をコントロールすることで改善できます。

時間は歯が細菌が産生する酸に曝される時間を短くすることで改善できます。

虫歯を予防するためにはそれぞれの対策をしっかり行うことが大切になるんですね。

その中でご自身でも行いやすいのが日々の歯磨きになります。

普段から歯を磨いているがうまく汚れが取れない、ちゃんとクリーニングが出来ているか不安という方は、歯科医師、歯科衛生士にお尋ねください。