「歯」の「周」りの「病」気、歯周病について

担当: 院長 長谷川 | 2021.12.13

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の院長の長谷川です。コロナも日本ではかなり落ち着きを見せてきており、季節柄もあり外食や飲み会などが増えてきましたね。私も最近久々に焼き肉を食べに行きました。中高生の頃は脂っこいお肉が大好きでしたが、今では脂の少ない、噛みごたえのある赤身肉が好みになってきました。段々年齢を重ねてきたという証拠でしょうか。

 

さて、噛みごたえ、といえば大事なのは歯です。しっかりと噛むことができるのはもちろん歯のおかげなのですが、歯だけではなく、それを支える歯茎と骨も非常に重要な役割を果たしています。歯の周りの組織を歯周組織といいます。例えるなら、野菜が土の中に埋まっているように、歯も歯茎と骨の中に埋まっています。どんなに歯がしっかりしていても、それを支える歯茎と骨が無ければ、グラグラと揺れてしまい、強く噛むことはできません。

 

歯の周りの歯茎が炎症を起こし、支える骨が無くなっていく病気を歯周病といいます。歯周病になると歯茎が腫れて、歯ブラシや食事で血が出るようになり、さらに進行するとグラグラと歯が揺れだし、最終的には歯が抜けてしまいます。歯を失う原因第1位の恐ろしい病気です。

歯周病の原因はバイ菌の塊、プラーク(歯垢)です。プラークはお口の中の磨き残しをバイ菌が餌にして、増えていきます。これを放置すると硬い石のように変わり、これを歯石と呼びます。歯石は歯ブラシでは取ることができず、表面がザラザラしているため、さらにプラークがつきやすくなってしまいます。このプラークと歯石が歯茎に炎症を起こして赤く腫れ上がらせ、さらには歯を支える骨をどんどん溶かしていってしまいます。

 

このプラークと歯石をとっていくことが、歯周病の治療になります。歯石はスケーラーという超音波で振動する専用の機械を使って取っていきます。昔よりも機器が進歩していますので、痛みが少なく、短い時間で歯石を除去することができます。さらにはプラークがまた付着しないように、歯ブラシの指導も行っていきます。結局、歯周病は日々の磨き残しが原因で起こりますので、再発防止のためにも日々のしっかりとした歯磨きが重要になります。

 

歯周病の治療に関しては、基本的に保険診療の範囲内で行うことができます。歯周病治療で、噛みごたえのある美味しいお肉を、気兼ねなく食べられるようになりませんか。気になる方は、ぜひ当院までご相談ください。

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