こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台院長の長谷川です。
すっかり真冬の寒さになりましたね。1日の終わりにはお風呂にゆっくり浸かって、しっかり温まってから眠りたいものですね。
さて今回は、多くの方が悩まれている「むし歯」について、予防を中心に詳しくご説明します。
むし歯は一度なってしまったら、歯医者さんでの治療が必要になります。しかし、日頃の正しいケアで、むし歯になるリスクを大幅に減らすことができます。
◆むし歯の原因とは?
むし歯は、口の中にいる細菌が糖分をエサにして酸を作り出し、その酸によって歯が溶けてしまう病気です。
・歯垢(プラーク):歯に付着したネバネバしたもので、細菌の巣です。
・糖分:甘いものだけでなく、ごはんやパンなど、炭水化物も含まれます。
・時間:酸が歯を溶かす時間は、長くいるほど影響が大きくなります。
◆むし歯予防の基本
むし歯予防の基本は、この3つの原因となるものを減らすことです。
・歯磨き
1日3回、食後30分以内を目安に歯磨きを行いましょう。
歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやデンタルフロスも使うと、歯と歯の間や歯周ポケットの汚れも除去できます。
・食生活
間食を控え、食事の回数を減らすことで、口の中に酸が長く留まる時間を短くできます。
甘いものを食べる際は、食事の後にしましょう。
・定期的な歯科検診
歯科医院で、歯のクリーニングやフッ素塗布を受けることで、むし歯になりにくい口腔環境を作ることができます。
早期発見・早期治療につながり、大きな治療を防ぐことができます。
◆むし歯予防に役立つこと
・フッ素
歯を強化し、むし歯になりにくくする効果があります。
歯磨き粉やフッ素洗口液を利用しましょう。
・シーラント
奥歯の溝をプラスチックで覆い、食べカスがたまりにくくすることで、むし歯予防に役立ちます。
・唾液
口腔内を中和し、細菌の繁殖を抑える働きがあります。
口呼吸ではなく、鼻呼吸を心がけましょう。
◆子供のむし歯予防
子供のむし歯予防は、特に大切です。
・離乳食から歯磨きを始める
歯が生え始めたら、歯ブラシで優しく磨いてあげましょう。
・甘いものを与えない
お菓子やジュースは、むし歯の原因になります。
・フッ素塗布
歯科医院で定期的にフッ素塗布を受けましょう。
◆まとめ
むし歯予防は、一生続けるものです。日々の積み重ねが、健康な歯を保つことにつながります。
・正しい歯磨きを習慣にする
・食生活に気を付ける
・定期的に歯科医院を受診する
この3つを心がけることで、むし歯のない、笑顔あふれる毎日を送りましょう。
もし、むし歯について何かご不明な点がありましたら、お気軽に当院までご相談ください。