202604 冷たいものがキーン!知覚過敏の原因と自分でできる対策

  担当: 院長 長谷川 | 2026.04.19

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の院長の長谷川です。暖かな春の風が心地よい季節になりました。桜の花も咲き誇り、新しい生活が始まる4月。皆様いかがお過ごしでしょうか。進学や就職など、環境の変化で忙しい時期ですが、お口の健康を整えて、爽やかな笑顔で新年度をスタートさせましょう。

さて、春は冷たい飲み物やデザートを楽しむ機会も増えますが、そんな時に「歯がキーンとしみる」と感じたことはありませんか?今回は、多くの方が悩まされる「知覚過敏(ちかくかびん)」の原因と、ご自宅でできる対策についてお話しします。

なぜ歯がしみるの?知覚過敏のメカニズム

歯の表面は「エナメル質」という体の中で最も硬い組織で守られています。しかし、何らかの理由でその内側にある「象牙質(ぞうげしつ)」が露出してしまうと、冷たいものやブラッシングなどの刺激が神経に伝わり、「しみる」「痛い」と感じるようになります。これが知覚過敏の正体です。

象牙質が露出する主な原因には、以下のようなものがあります。

 * 強い力でのブラッシング: 毎日ゴシゴシと強く磨きすぎると、エナメル質が摩耗したり、歯茎が下がったりしてしまいます。

 * 歯ぎしり・食いしばり: 寝ている間の歯ぎしりなどで歯に過度な力がかかると、歯の根元が削れたり、ひびが入ったりすることがあります。

 * 酸性の飲食物: 炭酸飲料や柑橘類など、酸の強いものを頻繁に摂ると、エナメル質が溶け出す「酸蝕症(さんしょくしょう)」を引き起こします。

今日からできる!知覚過敏のセルフケア

「少ししみるけれど、まだ我慢できる」という段階であれば、日々の習慣を見直すことで症状が和らぐことがあります。

 * 知覚過敏専用の歯磨き粉を使う

   「硝酸カリウム」などの有効成分が含まれた歯磨き粉は、神経の周りにバリアを作り、刺激の伝達をブロックしてくれます。まずは2週間ほど継続して使ってみるのがおすすめです。

 * ブラッシングの力を抜く

   歯ブラシは「鉛筆を持つような軽さ」で持ちましょう。毛先が広がらない程度の優しい力で、細かく動かすのがコツです。

 * 柔らかめの歯ブラシを選ぶ

   歯茎が下がっている場合は、硬い毛のブラシは避け、柔らかめのものを選んで患部をいたわりましょう。

歯科医院でのケアも大切です

セルフケアで改善しない場合や、強い痛みがある場合は、無理をせず歯科医院へご相談ください。クリニックでは、露出した象牙質をコーティングするお薬を塗ったり、歯ぎしりから歯を守る「マウスピース」を作製したりと、症状に合わせた適切な処置が可能です。

また、「知覚過敏だと思っていたら、実は深い虫歯だった」というケースも少なくありません。

せっかくの春のお出かけを美味しい食事とともに楽しむために、一度お口のチェックを受けてみませんか?痛みがひどくなる前の定期検診が、歯を長持ちさせる一番の近道です。皆様のご来院を心よりお待ちしております。

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