202610 差し歯・被せ物が取れた!応急処置と歯医者に行くタイミング

担当: 歯科医師 齋藤 | 2026.10.25

エムズ歯科クリニック港南台の齋藤です。秋も深まり、朝晩は少しずつ肌寒さを感じる季節となりました。季節の変わり目は体調管理にも気をつけたい時期ですね。今回は、突然起こると慌ててしまう「差し歯・被せ物が取れたとき」の正しい対処法について、歯科医師の立場からわかりやすくご紹介します。

差し歯・被せ物が取れたらどうする?

食事中などに突然、差し歯や被せ物が取れてしまうことがあります。

まず大切なのは、取れた被せ物を捨てずに保管することです。状態によっては、そのまま再装着できる可能性があります。紛失しないよう、小さなケースや袋などに入れて歯科医院へお持ちください。

また、被せ物が取れた部分は刺激に敏感になっていることがあります。受診するまでは、その歯で硬いものや粘着性の高いものを噛むことはできるだけ避けましょう。

自分で元に戻してもいい?

「見た目が気になるから、とりあえず戻しておこう」と考える方もいらっしゃいますが、ご自身で接着することはおすすめできません。

特に、市販の瞬間接着剤などを使用するのは避けてください。歯や被せ物に接着剤が残ることで、歯科医院での処置が難しくなったり、被せ物が適切な位置に戻せなくなったりする可能性があります。

また、無理にはめ込むと外れた被せ物を誤って飲み込んでしまうこともあります。そのまま保管して歯科医院へお持ちいただくのが安心です。

なぜ被せ物が取れるの?

差し歯や被せ物が取れる原因には、接着に使用している材料の劣化だけでなく、被せ物の内側にできたむし歯、歯の欠けや割れ、歯ぎしり・食いしばりによる強い力など、さまざまなものがあります。

そのため、「取れたものを付け直せば終わり」とは限りません。

歯や被せ物に問題がなければ再装着できる場合もありますが、むし歯などが見つかった場合には、先にその治療が必要になることがあります。

痛みがなくても歯医者に行った方がいい?

痛みがなくても、できるだけ早めに歯科医院を受診しましょう。

被せ物が取れた状態を放置すると、露出した歯が欠けたり、むし歯が進行したりする可能性があります。また、時間が経過すると歯の位置が少しずつ変化し、それまで使用していた被せ物が合わなくなることもあります。

特に、強い痛みや腫れがある、歯が大きく欠けている、出血しているなどの場合には、早めの受診をおすすめします。

取れたときは慌てず歯科医院へ

差し歯や被せ物は、ある日突然取れてしまうことがあります。

その際は、「取れたものを保管する」「自分で接着しない」「取れた歯で硬いものを噛まない」の3点を覚えておきましょう。

痛みがないからとそのままにせず、できるだけ早めに歯科医院へご相談ください。原因を確認し、再装着できるのか、新しい被せ物やその他の治療が必要なのかを診断することが大切です。

差し歯や被せ物に違和感やグラつきを感じた段階でご相談いただくことも、突然外れてしまうトラブルの予防につながります。

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差し歯や被せ物が取れたときに相談できるエムズ歯科クリニック港南台の外観

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