こんにちは。✿ エムズ歯科クリニック元住吉所属の上野です。
蒸し暑い日続いていることに加えて、コロナ11波が重なってしまいました。熱中症、感染対策ともに徹底していければと思います。
本日は「歯磨き粉」についてお話しさせていただきます。🦷
皆さんは歯磨きをする際、歯ブラシに歯磨き粉をつけて磨いている方が多いかと存じます。
皆さんはなぜ歯磨き粉を使用して歯を磨きますか?
歯磨き粉の使用は”正しく歯磨きできること”を前提に、歯磨きによる清掃効果を高める手段として用いられています。また「歯磨きによる効果を細菌学的立場からみるとその効果は極めて一時的で、効果は”正しい歯磨き”が長期間続けられてはじめて発揮する」ともいわれています。
つまり、歯磨きによる効果を得るためにはいくら歯磨き粉を使用していても”正しい歯磨き”が必要になる、ということです。
“正しい歯磨き”は個々の口腔内の状況が異なるため一概には言えませんが、
共通して
「①歯ブラシを乾いた状態で使う」(①歯ブラシを水で濡らしてから歯磨き粉をつけると、泡立ちがよくなり磨ききれてない状態で歯磨きを終えがちになってしまうこと、歯磨き粉に含まれている薬効成分を薄めてしまうことに繋がります)
「②うがいの水を少量で行う」(②歯磨き粉の多くに含まれている虫歯予防のフッ素はうがいにより流されてしまい、効果が薄れてしまいます)
の二点が挙げられます。
また歯磨き粉の特徴に
①高濃度フッ素含有
②低発泡
③低香味
④低研磨
の4点を得られるものが好ましいとされております。
また、フッ素を配合している歯磨き粉の有効性を高めることを目的に、科学的観点から推奨される使用方法が以下のように、
①歯ブラシに年齢に応じた量の歯磨き粉をつける
②磨く前に歯磨き粉を歯面全体に広げる
③2-3分間歯磨き粉による泡立ちを保つような歯磨きをする
④吐き出す
⑤10-15mlの水を口に含む
⑥5秒程度ブクブクうがいをする
⑦うがいは1回のみとし、吐き出した後はうがいをしない
⑧その後1-2時間程度は飲食しない方が望ましい/さらにフッ素を配合した歯磨き粉のブラッシング回数が1日2-3回が望ましい
と考えられています。
歯科医院では個々に合わせた歯磨きの方法、フッ素歯面塗布、歯磨き粉の購入等が可能です。
是非、ご相談にいらしてください。
皆様のご来院を、スタッフ一同心よりお待ちしております。