こんにちは、歯科技工士の小澤です。
春が近づいてきたので桜が楽しみではありますが、花粉に悩まされており、複雑な気分です。
花粉症ではない方が羨ましいです。
さて、今日は虫歯について書かせて頂こうと思います。
虫歯とは、お土の中で虫歯原因菌が出す酸によって、歯のカルシウムが溶かされてしまい、歯がもろくなったり、穴が開いてしまう病気の事を言います。
では、どのような事が原因で虫歯になっていくのでしょうか。
まずは、お口の中の虫歯原因菌が糖質を取り込む事で、プラーク(歯垢)を形成します。
歯に付着したプラークは虫歯原因菌の棲み家になり、そこでさらに増殖して糖質から酸を作り出してしまいます。
その酸によって、エナメル質や象牙質からカルシウムやリンを溶かしてしまいます。
その状態が続き、進行していくと歯に穴が空いてしまい、その穴は自然に塞がる事はありませんので、歯科医院での治療が必要になるでしょう。
早い段階で気が付いて処置を行えれば良いのですが、厄介なことに重症になるまで自覚症状が少ないために、自分では気が付きにくい事が多いようです。
気が付かずに進行して行くと、虫歯の開けた穴はエナメル質、象牙質に続いて、歯髄にまで到達してしまいます。
歯髄には神経が通っているため、激しい痛みを感じる事があります。
そうなる前に、しっかり予防をして行きましょう。
ご自分でできる、歯ブラシやデンタルフロスで行うセルフケアはとても大切で、虫歯予防には有効ですが、セルフケアだけでは磨ききれない部分が必ずあります。
そこでオススメなのが、歯科医院で行うプロフェッショナルケアです。
定期的にプロフェッショナルケアを行う事で、メンテナンスはもちろん、お口の中の状態を診察する事で、ご自分のお口の中の状態を知る事ができます。
セルフケアとプロフェッショナルケアを行う事で、虫歯になるリスクをかなり減らす事が出来ると思います。
お悩みの方はや興味がある方は、お気軽に歯科医院に相談してみて下さい。
では、季節の変わり目ですので、体調にお気をつけてお過ごし下さい。