いろいろな歯磨き剤

担当: 歯科技工士 小澤 | 2023.08.26

こんにちは、歯科技工士の小澤です。

夏真っ盛りの中、皆さんはいかがお過ごしですか?

毎日暑くて、私はアイスが止まりません。

アイスを食べた後はもちろん歯磨き!

という事で、今日はアイスのお供の歯磨きで使う歯磨き剤について書いていこうと思います。

 

皆様は歯磨き剤をどのように選んでいますか?

メーカ、値段、内容物、パッケージ、CMで印象に残っているもの

など、色々な理由があると思います。

実は歯磨き剤にはそれぞれ違った効果があります。

 

基本成分だけが配合されている、化粧品の歯磨き剤

薬用成分が含まれている、医薬部外品の歯磨き剤

日本で販売されている9割以上は医薬部外品です。

 

医薬部外品の中でも、薬用成分による違いがあります。

虫歯予防

プラーク(歯垢)除去

歯周病(歯肉炎、歯周炎)予防

歯石予防

冷たいものが歯にしみるのを防ぐ

歯のヤニをとる

口臭予防

それぞれ違う薬用成分が配合されており、その効果は当然違ってきます。

ペーストタイプが主流ですがジェルタイプの物もありますので、行きつけの歯医者さんに行った時に、ご自分の口に必要な効果を持った歯磨き剤を相談して探してみてください。

 

そもそも、歯磨き剤を使わなくてもしっかり磨けてれば良いのでは?

と思う方もいらっしゃるでしょう。

しかし、歯磨き剤を使用した場合の方が歯垢除去率が高く、効率よく汚れを落とせる事が分かっています。

また、歯磨き剤を使用した方が歯垢付着量が減少するという実験結果も出ているようです。

歯磨き剤がどうしても苦手な人以外は、歯磨き剤を使った方が良さそうですね。

 

よく歯磨き剤は1回にどれぐらい使えば良いの?って聞かれる事があります。

年齢によって使用料の目安があるようです。

歯が生え始めてから2歳までは、ほんの少量(フッ素濃度500~1000ppm)

3~5歳は、5mm以下(フッ素濃度500~1000ppm)

6~14歳は、1cm程度(フッ素濃度1000ppm)

15歳以上は、1~2cm程度(フッ素濃度1000~1500ppm)

参考にしてみてください。

 

また、歯磨き後のすすぎは少量の水で1回行うのが良いとされています。

最初は気持ち悪いかもしれませんが、徐々に少なくしていき慣らしていくのがお勧めです。

フッ素はすすぎによって効果が薄まってしまうので、大さじ1杯程度の少量の水で1回すすぐのが良いでしょう。

 

皆さん、健康な歯でアイスや冷たいものを食べて暑い夏を乗り切りましょう!

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