こんにちは、エムズ歯科 歯科技工士の小澤です。
早いもので、もう12月ですね。
皆さんはどんな1年でしたか?
私は、去年に引き続き、健康管理に気を使う1年でした。
手洗いうがい、消毒、バランスの良い食事、適切な睡眠、適度な運動など、皆さん色々気をつけている事があると思いますが、健康な体を保つためには口の中のケアも大切なのはご存知でしょうか?
歯周病という口の中の病気は、皆さん聞いたことがあると思います。
歯周病とは細菌の感染により、歯肉や歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。
歯周病から出てくる毒性物質が原因で、歯肉の血管から全身を巡ってしまい、体全体に悪い影響を及ぼしてしまう原因になる怖い病気ですが、30歳以上の成人の約80%が歯周病にかかっていると言われています。
歯周病の原因となるのは、磨き残した部分などに付着する黄白色のネバネバした歯垢と呼ばれる細菌です。
歯垢の中で繁殖したバイ菌が体の中に侵入しようと歯肉を攻撃して、その侵入を防ぐ為に体がバイ菌を攻撃する。それが歯周病の始まりです。
歯周病の症状は、出血、発赤、腫脹などの炎症の症状です。
その状態のままにしてしまうと、歯垢が歯周ポケットの中に潜り込み、歯周組織をどんどん破壊していって炎症を繰り返してしまいます。その炎症から出てくる毒性物質が歯肉の血管から全身を巡り、様々な病気を引き起こしてしまったり、悪化させてしまう原因になります。
歯周病を予防や治療するには、正しい歯ブラシの方法で口の中を清潔にし、歯肉のポケットなどに溜まっている歯石を除去して歯肉の炎症の原因となる細菌を少なくする必要があると思います。
その為には、お口の中のプロである歯科医師や歯科衛生士に相談してみてはいかがでしょうか?
プロだからこそ、ブラッシング指導、歯のクリーニング、定期的なメンテナンス、悪い歯の治療など、口の中から考える健康のお手伝いが出来ると思います。
歯周病の予防や治療を行う事で、体全身の病気のリスクを減らし、健康的な生活に繋がると思います。
健康的な体を保つ為に、お口の中のケアを見直してみませんか?
では、今年も残りわずかですが、体調にお気を付けてお過ごし下さい。