こんにちは。エムズ歯科クリニック元住吉に勤務しています、歯科医師の伊勢です。
当院に来院される患者様の来院理由で多いのは、
歯が痛い、歯茎が腫れている等の症状がある方
や、
歯が黒い、汚れている等の見た目が気になる方
が多い印象です。
歯が黒い、汚れているという原因には歯垢(プラーク)や歯石による汚れや、着色が挙げられます。
本日は歯の着色についてお話ししようと思います。
着色には大きく分けて2種類の原因があります。
①内因性の着色
②外因性の着色
です。
①内因性の着色には、
a.抗菌薬(テトラサイクリン系)による変色
b.抜髄(神経を取る処置)による変色
c.加齢変化による変色(歯が磨耗することにより、内層がより鮮明に見えるため)
d.先天性疾患による変色
があります。
②外因性の着色には、
e.被せ物(クラウン)や詰め物(インレー)の経年劣化による変色
f.初期虫歯による着色
g.飲食物や嗜好品(タバコ等)よる着色
があります。
基本的に着色は病的なものではないことが多いので、審美面で問題なければ除去しなくても問題ありません。
しかし着色が付着するということは被せ物や詰め物が経年劣化していたりなど、原因があるはずなので、その原因究明は大切です。
そのため定期的な検診や、歯が着色しているなと思ったら一度相談いただければと思います。