こんにちは!
エムズ歯科クリニック元住吉所属の歯科医師竹中です。
少しずつ秋めいてきましたね。
食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋など、楽しみの多い季節ですが、いかがお過ごしでしょうか?
私は芸術の秋を楽しむために、岡本太郎の展覧会に行く予定です。
さて、今日は歯茎の働きについてお話しします。
歯茎が歯を囲んでいる組織のことです。
歯茎が引き締まって、歯をしっかり囲んである事によって、食べ物が詰まることや細菌によって感染することを防ぎます。
また、歯が物を噛むときにかかる力をクッションのように吸収し、衝撃から歯を守るという大事な働きもしています。
他にもウイルスから体を守る免疫機能も持っています。
歯茎は3つの部分からできています。
①付着歯肉
歯槽骨という歯を支える骨を保護している歯茎です。
しっかり歯槽骨とくっついている部分です。
②歯間乳頭
歯と歯の間の部分の歯茎のことです。
歯茎が腫れるのや傷がつくのはここが多いです。
しっかり磨く必要はありますが、あまり力強いと傷がつくので、優しく歯ブラシを当てるようにしましょう。
③遊離歯肉
歯肉溝という歯と歯茎の間の隙間を形成している部分の歯茎であり、歯と緩くしかくっついていない部分です。
ここに汚れがたまると、細菌が繁殖して歯周病の原因となります。
毎日の歯磨きと、定期的な受診で行う専門的なクリーニングで歯周病を防ぎましょう。
秋は楽しい季節ですが、寒暖差が激しく免疫力が下がりやすい季節でもあります。
免疫力が下がると実は歯茎も腫れやすくなります。
歯周病かも?と不安な時はお気軽にご相談ください。