歯周病菌について

  担当: 副院長 辻上 | 2025.01.12

こんにちは、エムズ歯科クリニック辻上です。
寒さが一段と厳しくなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか?冬の季節は体調を崩しやすい時期でもありますので、どうぞご自愛ください。

さて、今回は歯周病の原因となる細菌についてお話ししたいと思います。歯周病は、歯を支える組織に炎症が起こる病気で、進行すると歯を失う原因にもなります。その主な原因は、口腔内に存在する細菌です。

私たちの口の中には、数百種類もの細菌が存在しています。これらの細菌の中には、歯周病を引き起こすものも含まれています。特に、プラークと呼ばれる歯の表面に付着する細菌の塊が問題です。プラークは、食べ物のカスや唾液と混ざり合って形成され、歯と歯茎の境目に溜まります。このプラークが放置されると、歯茎に炎症を引き起こし、歯周病の原因となります。

歯周病を引き起こす代表的な細菌には、ポルフィロモナス・ジンジバリスやアクチノバシラス・アクチノミセテムコミタンスなどがあります。これらの細菌は、歯茎の炎症を引き起こし、歯を支える骨を破壊する酵素を産生します。その結果、歯がぐらつき、最終的には抜け落ちてしまうこともあります。

歯周病を予防するためには、日々の口腔ケアが非常に重要です。まず、正しいブラッシング方法を身につけることが大切です。歯ブラシは、歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、優しく小刻みに動かして磨きます。また、歯間ブラシやデンタルフロスを使用して、歯と歯の間のプラークも取り除くようにしましょう。

さらに、定期的な歯科検診も欠かせません。歯科医院では、普段のブラッシングでは取り除けないプラークや歯石を専門的にクリーニングしてもらえます。また、歯周病の初期段階での発見と治療が可能となり、重症化を防ぐことができます。

最後に、生活習慣の見直しも歯周病予防には効果的です。バランスの取れた食事を心がけ、特にビタミンCやカルシウムを多く含む食品を摂取することが大切です。また、喫煙は歯周病のリスクを高めるため、禁煙を心がけましょう。

以上、歯周病の細菌に関するお話でした。寒い季節が続きますが、皆さまの口腔内の健康を守るために、日々のケアを大切にしてください。エムズ歯科クリニックでは、皆さまのご来院を心よりお待ちしております。どうぞお気軽にご相談ください。

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