お口のエチケット 洗口剤のススメ ~成分&効能~

  担当: 歯科医師 遠藤 | 2024.10.08

こんにちは。エムズ歯科クリニック能見台の遠藤です。

歯磨き後のスッキリ感、みなさん味わっていますか? 今回は、歯磨きに加えてお口の健康を保つための頼もしいアイテム「洗口剤」についてお話します。

洗口剤ってどんなもの?

洗口剤は、お口の中に含んでブクブクうがいをすることで、歯ブラシの届きにくい部分の汚れや細菌を洗い流してくれる液体です。口臭予防、虫歯予防、歯周病予防など、様々な効果が期待できます。

洗口剤の成分と効能

洗口剤には、様々な成分が配合されています。代表的なものとその効能をご紹介します。

  • 殺菌成分
    • 塩化セチルピリジニウム (CPC):殺菌作用があり、口臭や歯肉炎の予防に効果的です。
    • クロルヘキシジン:強力な殺菌作用があり、歯周病予防に効果的ですが、長期使用には注意が必要です。
  • 抗炎症成分
    • グリチルリチン酸:抗炎症作用があり、歯肉炎の予防や改善に役立ちます。
    • アラントイン:組織修復作用があり、傷ついた粘膜の回復を促します。
  • フッ素
    • フッ化ナトリウム:歯の再石灰化を促進し、虫歯予防に効果的です。

洗口剤を使う際の注意点

  • 歯磨き後の使用が基本 洗口剤は、歯磨きで落としきれなかった汚れや細菌を洗い流すためのものです。歯磨きをせずに洗口剤だけを使うのは避けましょう。
  • 適量を守り、用法・用量を守って使用 洗口剤を使いすぎると、お口の中の善玉菌まで洗い流してしまう可能性があります。また、長時間の使用や飲み込みは避けましょう。
  • 刺激が強いものは避ける 特にアルコール成分が含まれているものは、刺激が強い場合があります。お口に合わない場合は、ノンアルコールタイプを選びましょう。
  • 歯科医師に相談 お口の状態によっては、洗口剤の使用が適さない場合もあります。心配な方は、歯科医師に相談しましょう。

洗口剤は、毎日のオーラルケアをサポートしてくれる心強いアイテムです。

ご自身の口内環境や悩みに合わせて、ぴったりの洗口剤を選んで、健康な歯と爽やかな息を保ちましょう。

洗口剤選びに迷ったら、お気軽に当クリニックにご相談ください。

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