こんにちは。
能見台の歯科衛生士、荒井です。
ドラッグストアのオーラルケアグッズ売り場の前でお客さんがどれを買おうか悩んでそうな時は声をかけたくなってしまう私ですが。
先日は、ドラッグストアで洗口液などを手に、パッケージの説明を読んでいる男性を見かけました。
私はその後ろを「大丈夫かな~。洗口液にも種類がありますよ~。洗口液と一緒の棚に、使用方法が異なる、液体歯磨きもありますよ~。」などと思いながら通り過ぎました。
これを読んでくださっている皆さんの中には、歯ブラシや歯磨き粉以外のオーラルケアグッズについて歯医者さんで説明や紹介を受けたことが無い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
使い始めやすいものですと、前述の「洗口液」なんかがあります。
1日の内、どのタイミングで使用するのが効果的か、どんな口腔内環境の方に適しているか、など、洗口液を選ぶ際のポイントがありますので、「どれでもいいから洗口液を使ってください。」とは言えません。
なんなら、人によっては使用しない方がいい洗口液もあります。
たとえば、もともと口腔内が乾燥しがちな方がアルコール含有の洗口液を使用すると、刺激で口腔内がピリピリ痛くなったり、口腔内の乾燥が助長されてしまうこともあります。
また、洗口液内の有効成分が歯面や粘膜に吸着して効果を発揮しやすい洗口液を使用した直後にコーヒーやお茶などの色素のある飲食物を摂取する習慣があると、その色素も吸着して、歯面に着色の沈着が生じやすくなることもあります。
数多くの洗口液の中から、その人に適した洗口液を選ぶ必要があるんですね。
そして、それは、CMなどの印象で決めてしまってもいけないものですので、是非、歯医者さんであなたに最適な洗口液を教えてもらってほしいです。
教えてもらったら、その効果を最大限享受するために、日々定期的な使用を心がけてみてくださいね。