こんにちは！
能見台所属、歯科医師の遠藤です。
ついに2024年！新年は心が切り替わった気がして、新しいことを始めたくなりますね。皆さんは、今年の目標などもう決めましたでしょうか。

さて、本日は歯周病の予防についてお話したいと思います。皆さんも歯周病という言葉は聞いたことがあるのでは無いでしょうか？歯周病は歯と歯肉の間である歯周ポケットに汚れが溜まると、歯肉の内側で炎症を引き起こす病気です。むし歯のような痛みを感じることが少ないまま進行していき、最終的には歯を支える骨を溶かしてしまい、歯を失う原因となります。歯肉の腫れなどの炎症に気が付きにくいため、知らずに歯周病になっていることも多いようです。実は、30代以上の約60%が歯周病になっていると言われていて、歯を失う原因としてむし歯を抜いて1位となっています。

そんな少し怖い歯周病、ご自宅でのセルフケアがとても重要となっています。歯周病の原因となる歯垢は、細菌の塊となります。ぶくぶくとうがいするだけでは取りきることが出来ないため、歯ブラシをしっかりと当てることが大切です。また、お口の中を潤す唾液は自浄作用がありますが、睡眠中は唾液の分泌が少なくなるため、細菌が繁殖しやすい環境となります。そのため、寝る前は特に丁寧に歯磨きをする必要があります。

また、歯周病による炎症が起こると歯周ポケットはだんだん深くなります。深い部分は歯ブラシが当たらず、歯垢が取り切れないことも。歯垢はいずれ歯石となり、さらに歯ブラシでは取れなくなってしまうので、定期的に歯科医院でのクリーニングも重要なケアの1つです。

むし歯予防も歯周病予防も、日々の歯磨きと定期的な歯科医院でのクリーニングが重要となります。春の新生活に向けて今のうちからケアしておくのも良いかと思いますので、是非ご予約お待ちしております。