虫歯のメカニズム

  担当: 歯科医師 遠藤 | 2023.12.16

こんにちは!能見台所属歯科医師の遠藤です。

今年は夏が長かった印象ですが、すっかり冬だなとここ最近感じます。12月はクリスマス、その後はすぐに年末年始とイベントが多くあり、バタバタしがちです。
忙しくなってくるといつもより疲れが残ったりして体調を崩したりなどあるかしれません。
なるべく時間見つけて休息が取れるようにしたいものですね。

さて、本日はむし歯についてお話ししたいと思います。皆さんはむし歯と聞いてどんなものかすぐに説明できますでしょうか?
皆さんのお口の中にはミュータンス菌という菌がいます。お食事やおやつなどから糖が含まれた食品が入ると、ミュータンス菌は歯垢を作り出します。そして、作りだした歯垢の中で酸を作り出します。この酸に歯が溶かされてしまう状況が、むし歯です。
怪我をした皮膚はだんだんと傷が治っていきますが、むし歯は進行してしまうと自分でもとには戻ってくれません。進行したむし歯を削って大きさに合わせた治療を行なっていく必要があります。では、予防するにはどうしたら良いのでしょうか?

まず、細菌の数のコントロールです。こちらは歯磨きによってコントロール可能となります。歯磨きにも歯ブラシの当て方やデンタルフロスや歯間ブラシの使用など、ポイントが多くあります。詳しくは定期検診の際にお伝えすることもできますし、アイテムなど過去のブログでも記載しているかと思いますので、よろしければご覧ください。また、歯並びも歯磨きのしにくさなどに繋がり、むし歯のリスクになることも。自由診療の範囲となりますが、矯正治療もむし歯予防に有効な手の1つとなります。
また、甘いものなどを長い時間食べず、時間を決めてた食べることでお口の中に甘いものがある時間を短くすることも効果的です。

次に、口内環境を整えることです。例えば、唾液には自浄作用があるためアルカリ性の唾液の分泌を促すことで、酸性に傾いたお口の中を中性にすることができます。唾液腺の近くを優しくマッサージをしたりキシリトールを含むガムを噛むなどして唾液の分泌を運がすことができます。ちなみにキシリトールは甘味がありますが、ミュータンス菌はキシリトールを消化することができないので、歯垢が作られにくくなります。
また、歯科での定期検診も重要です。定期検診でも歯石だけでなく歯垢も除去することができます、定期的に通っていただくことで仮にむし歯ができてしまっても早期発見に繋がる可能性があります。歯は自然に再生しないため、出来てしまったむし歯は早く治療に進めることが大切です。

歯のクリーニングをしてスッキリしたお口で年末年始を迎えませんか?ご予約お待ちしております。

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