こんにちは。エムズ歯科クリニック能見台所属の遠藤です。
突然ですが、みなさんは入れ歯を使っていますか?
入れ歯を毎日お手入れしていますか?
入れ歯を毎日お手入れしなければ、入れ歯に付着した菌が喉を通って肺へと入り込んで、誤嚥性肺炎を引き起こします。
誤嚥性肺炎は死因の第6位にもなっていて、特に高齢の方は免疫力が低下しているため、侵入した菌に対して抵抗出来ずに症状が重篤になりやすいです。
肺炎にならないようにするためにも今一度お手入れ方法をおさらいしてみましょう。
①歯ブラシで入れ歯を磨きます。
入れ歯清掃専用のブラシがあるので出来ればそちらをご用意していただきたいですが、無ければ普段ご自身の歯を磨いている歯ブラシでも大丈夫です。
ブラシで入れ歯を磨くときは、必ず外して磨いてください。
装着したまま磨いても表面上は磨けますが、細かいところや入れ歯の裏側は磨けていないことが多いです。
磨く際は歯磨き粉をつけずに磨いてください。
歯磨き粉には物によっては研磨剤が含まれていて、それで磨いてしまいますと入れ歯の表面に傷ができてしまい、その傷に汚れや細菌が付着しやすくなってしまいます。
②入れ歯洗浄剤に浸ける。
歯ブラシで物理的に清掃した後は、洗浄剤で化学的に清掃します。
使わないときに浸けておけば、乾燥による入れ歯の変形も防げるのでオススメです。
入れ歯洗浄剤にも種類があるので、ご自身の入れ歯にあった洗浄剤を使用してください。
③忘れずに、ご自身の歯を磨きます。
意外と忘れがちなので、しっかりとご自身の歯を磨いてください。
お手入れすることで、肺炎のリスクも抑えられ、入れ歯の変色など抑えられるので、毎日頑張って磨いていきましょう。