こんにちは、能見台の歯科衛生士、荒井です。
皆さんは今、なんという歯磨き粉を使ってらっしゃいますか?
商品名、覚えてらっしゃいますか?
診療の際に患者さんに伺うこともあるのですが、「突然質問されると思い出せないです~。」と仰る方も。
でもよくよく伺ってみると、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使用なさっている方、結構多いです。
たとえば、楽天の歯磨き粉ランキングの上位でもホワイトニング効果を謳っている商品は全体の7割くらいある印象です。
私は現在、3種類の歯磨き粉を使い分けているのですが、そのうちの1本もホワイトニング効果のあるものです。
しかし、ここでちょっと待ってください。
もしあなたがホワイトニング効果を謳う歯磨き粉を使用なさっている場合、それは歯面に優しいものでしょうか?
ジャリジャリとした研磨剤で歯面にダメージを与えながら磨くことで歯面を白く見せようとするものではないでしょうか?
なぜこんなことを言うのかというと、患者さんの中には良かれと思ってジャリジャリとした大粒の粒子入りでホワイトニング効果を謳う歯磨き粉を選んでいる方がいらっしゃるからです。
少しくらいの傷だったら回復することができる粘膜と違い、硬組織である歯面は一旦削れたり傷がついてしまったりすると元に戻りません。
そして、そうした歯面の傷にはミクロの段差ができているため、そこに着色汚れが溜まりやすくなってしまうこともあるのです!
では、どうすればいいのでしょうか。
答えは・・・、着色汚れは浮かして落とす、です。
しかし、市販の歯磨き粉の中には前述の粒子入りの歯磨き粉も含まれていますので、ホワイトニング効果のある歯磨き粉を使ってみたい方は歯科医院で相談して歯面に優しいものを購入なさることをおすすめします。