こんにちは、エムズ歯科クリニック歯科技工士の大木です。
8月から技工部の部屋が新しくなりました。
普段皆さまの目に触れる事の無い場所ですがよりキレイな環境で仕事をしていると技工物もよりキレイに製作しなくてはという気持ちになります。
さて今月は銀歯についてお話ししようと思います。
銀とありますが一般的には12%金銀パラジウム合金を指すことが多いです。
銀は主に歯の土台や被せ物で使用する事がありますが、その場合は酸化によってすぐに黒く変色してしまいます。
一昔前までは被せ物や詰め物の保険適用と言えば銀歯でした。
現在では技術革新と制度改正によって保険でも白い素材を選択できるようになりました。
さらには世界情勢の影響でパラジウムの高騰化が進み銀歯離れに拍車をかけています。
現状保険適用の物では強度、耐久性に関しては銀歯の方が優れていますが、自由診療であれば白くて強度、耐久性も銀歯と遜色の無くさらに体にも優しい素材があります。
少し前までは現在保険で使用されている白い素材も自由診療で提供されていました。
いずれはそのような素材も保険で選択できる日がくるかもしれません。