こんにちは。エムズ歯科クリニック下落合の金森です。診療の合間にふと窓の外を見ると、季節の移ろいを感じることが増えてきました。そんな折、「歯をきれいにしたい」というご相談をいただく機会も多くなっています。
白さや形を整えたいというお気持ちはとても自然です。ただ、見た目だけを重視した治療によって、噛みにくさや違和感が残ってしまったというお話を伺うこともあります。美しく整えたはずの歯が、日常の食事で不安を感じる存在になってしまうのは、少し残念です。
民藝運動を主導した柳宗悦は「用の美」という言葉で、使われることの中にこそ真の美が宿ると語りました。歯科治療も同じで、噛む、話すという機能が安定してこそ、審美性は長く保たれます。研究においても、噛み合わせや力の分散を考慮した修復は、補綴物や周囲組織の長期安定につながることが示されています。当院では、見た目だけでなく機能評価を行い、その方の生活に無理なく馴染む審美治療を心がけています。
はじめにお話ししたように、日々の中でふと気になる歯の見た目。その美しさを支えるのは、安心して使える機能です。「用の美」という考え方を大切に、長く寄り添える治療をご提案していきたいと思います。


