皆さんこんにちはエムズ歯科クリニック祐天寺歯科医師の牧田です。
3月になり春が少し顔を出す季節になりましたね。
今回はお口のお手入れについて、歯ブラシ以外にも様々な種類の器具があるというお話をさせて頂きたいと思います。
歯のお手入れの方法でまず1番大事なことは毎日の歯ブラシです。
しかし歯ブラシだけでは行き届かない部分があり、そのためにいくつかの器具を合わせて使う事で、より完璧なお口のセルフケアが行えるのです。
そもそも歯のお手入れを行わなければならない理由は、食事をする際に噛む事で食べ物の中に含まれる糖が歯に付着してしまいます。その付着した糖はお口の中に常に多く存在する細菌の餌となり、酸を発生させます。この酸が歯の表面を溶かして虫歯を作る原因となります。
一方で歯の周りの歯周ポケットの中には歯周病の原因となる細菌が多く存在しており歯茎や骨に炎症を起こすような物質を常に作っており、お口の中が汚いとより細菌の数が増えてしまい歯周病を悪化させてしまいます。
以上の事から、お口のお手入れは虫歯や歯周病の予防のためにも必要となります。
歯ブラシは毎食後に1日3回行う必要があります。
それ以外に必要なお手入れの中でもデンタルフロスを作った歯と歯の間のお掃除はとても大事です。歯ブラシだけでは歯と歯の間の小さな隙間にまでブラシが届きませんが、その小さな隙間にも細菌や食べ物の汚れは入り込めてしまうのです。
こうして残ってしまった汚れが原因で歯と歯の間が虫歯になってしまい詰め物の治療や根の治療になってしまった経験のある方も多いかと思います。
そこでデンタルフロスを1日の終わりに1度でもしっかり全ての歯の間を通せると良いかと思います。
歯周病予防に関しては洗口剤などで歯周ポケット内や口腔内の歯周病原因菌の数を減らす事も毎日の歯ブラシに加えて行えると大変良いかと思います。
他にも丁寧にお手入れを行おうと思うとたくさんの種類の器具がありますが、ここまでのお話の中でまだ実践できていない物があれば是非この機会に使い始めてみて下さい。
使い方やおすすめの器具に関して気になる事があれば是非ご相談下さい。
定期検診でまたお待ちしております。