こんにちは、祐天寺の渡邉です。
秋になり、食が楽しい季節になりましたね。これから寒くなるにつれ、温かいものがこいしくなりますね。
現在歯を失った際に用いられる治療法として,インプラントとブリッジ、入れ歯があります。それぞれに長い歴史があり、様々な研究がされ確立された治療法となっております。しかし、保険診療が主流となっている日本においてはインプラント治療は馴染みのない治療であると思います。それは日本に導入されたのが大体1980年代からだったため、まだ十分に認知されていません。
しかし、インプラントはかなり昔からされており今回はインプラントの起源についてお話ししたいと思います。
紀元前まで遡り、インカ帝国では宝石のエメラルドやサファイア、水晶などを失った歯の代わりに埋められた人骨が発見されていました。中国やトルコあたりでは、石や貝殻、象牙、動物の骨などが埋まっている人骨が発見されています。無機質のものやカルシウムのものなどまだ研究されていない時代にあながち間違えのないものを埋めていたと考えるとかなり凄いです。
さらに紀元2-3世紀では古代ローマで金属性のインプラントが埋まっていました。
紀元5世紀ごろでは精巧に加工された貝殻が埋まっており、十分に周りの歯槽骨も治癒された人骨が発見されました。生前まで十分に機能されていたことが確認されたインプラントです。
このように古代からインプラントが盛んに用いられていた事がわかりますね。
現在のようなチタンを用いられた歯根型インプラントが主流になったのは、1950年代ですが、そこからインプラントの歴史が大きく変わりました。
もちろん歯を失う事はよくありませんが、失っても十分に機能する治療法です。しかしわからない事や不安な事がたくさんあるかと思います。当院では、十分に説明を行った上で治療を行なっていきます。ぜひ一度ご相談に来てください。