歯磨き粉の歴史

担当: 歯科医師 渡邉 | 2022.05.25

こんにちは、祐天寺の渡邉です。

春になり段々と温かくなってきましたが、寒暖差がまだあるので体調管理には十分に気をつけて下さい。

毎日歯磨きを行なっていますか?歯磨きといえば、歯ブラシと歯磨き粉を使って歯を磨いていく事は我々の日常生活ではすでに常識となっています。現在において歯磨き粉はキューブに入ったペースト状のものが一般的ですが、歯磨き粉は名前に「粉」という文字がつきます。この違和感を感じる方もいるかもしれないので、歯磨き粉の歴史について説明していきたいと思います。

我々の歯磨きの文化は諸説ありますが、仏教と共に中国から来たとされていますが、当時は塩などで歯を磨いていたとされています。

大きく発展したのは江戸時代になります。江戸初期(1643年)に、 丁字屋喜佐衛門という商人が朝鮮人に教えて貰ったのが歯みがき粉の始まりです。文化・文政時代(1800年代初期)には、100種類以上の歯みがき粉が売り出され、歯みがき粉の材料は房総半島で採れた房州砂(粘土の細かい粒子)に 龍脳、丁字、桂心などの薬効成分を加えたものでした。高級品の歯みがき粉は、麝香で香をつけ紅でピンク色に染め江戸の名物だったそうです。

現在の資生堂が今のようなペースト状の練歯磨を発売しましたが、当時は缶などをいれられていました。現在のようなチューブスタイルにして販売したのがライオンです。

現在においては様々な歯磨き粉が発売されるようになりました。中の成分を変える事により様々な効果が期待されるようになりました。今や歯磨き粉なしでは歯磨きは行えません。当院でも様々な歯磨き粉を用意しています。患者様それぞれに合った歯磨き粉をおすすめできますのでぜひ相談に来てください。

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