口臭の原因物質について

担当: 歯科医師 渡邉 | 2022.06.04

こんにちは、祐天寺の渡邉です。

梅雨に入り外に出るのが億劫になりがちですが、定期検診にはいらしてください。

今回は口臭について話していきたいと思います。口臭とは、周囲に不快感を抱かせるような口の臭いのことで、生理的なものや病的なものなどがあります。口の中の細菌によってタンパク質が分解され、硫化水素・メチルメルカプタン・ジメチルサルファイドといった揮発性硫黄化合物、低級脂肪酸、アミン類などが生成され、これらを臭気物質と言います。この臭気物質が混ざり合うことにより口臭となります。

低級脂肪酸は汗のような臭い、アミンは魚のような生臭さになります。

口臭でもっとも臭い元になるのが揮発性硫黄化合物で、これらは閾値が低く対人的な不快感が最も高いとされています。つまり、少しの量でめちゃくちゃ臭いということです。硫化水素は卵の腐乱臭、メチルメルカプタンは玉ねぎの腐った臭い、ジメチルサルファイドはキャベツの腐ったような臭いがします。揮発性硫黄化合物は悪臭防止法の特定悪臭物質のひとつに定められているぐらい強烈なものです。そのような物質が口の中で常に作られ続けています。

口臭予防には、むし歯や歯周病をなくし口腔内を清潔に保つことが重要なのと、舌清掃も重要です。他にもガムやスプレー、洗口剤で行います。冒頭でも触れましたが、口臭には生理的なものや病的なものなど様々な原因があります。口臭に悩まれている方はまずは、歯科を受診してください。診察し原因を明らかにしてから対応した方が効率的です。

悩まれている方はぜひご相談ください。定期検診でお待ちしています。

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