入れ歯の歴史

担当: 歯科医師 瀬田 | 2021.09.06

こんにちは!

祐天寺歯科医師の瀬田です。

本日は、歯を失ってしまった時の代替方法として古くからある入れ歯の歴史についてご紹介いたします。ちなみに、歯科の歴史はしがくしでも史学史ではなく歯学史と書きます!

現存している最古の入れ歯は、実は日本人のものと言われています。それは和歌山市願成寺を開山し尼僧、仏姫と呼ばれる1538(天文7)年に76歳で死去している女性のものです。当然ですが、現在のように樹脂を使用して形を自在に変化させる技術は無いので当時作られていた入れ歯はツゲという種類の木を彫刻して仕上げた木製の入れ歯だったようです。日本人の手先の器用さは当時から世界に誇れるものだったのですね。現在の技工士に当たる入れ歯師は、木の仏像を彫る仏師などの技術を持った職人が行っていたとされています。江戸時代にはもっと一般的になった入れ歯は、本居宣長、瀧澤馬琴、杉田玄白らの教科書に登場する偉人も使用していたそうです。

現代の入れ歯は登場してから500年間も経過しているなんて驚きですよね。先代たちの知恵が集結されている入れ歯の調子はどうですか?何かあればご気軽にご相談ください。

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