こんにちは、エムズ歯科クリニック祐天寺で歯科医師をしております長野です。
本格的に夏になり暑い日々が続いてますね。私はこの時期エアコンの冷房をつけっぱなしで寝て喉を傷めがちです。
皆さん体調にお気をつけてお過ごしくださいね。
さて、今回は歯磨き粉についてお話ししようと思います。
皆さん、歯磨き粉って沢山種類があってどれを選べば良いか分からなくなりませんか?
なので私が歯磨き粉を選ぶ際にチェックしてほしいポイントを紹介いたします。
悩みにあった成分が配合されているものを選ぶ
①タバコや食べ物によるステイン汚れが気になるならポリリン酸ナトリウムが配合されている歯磨剤を使いましょう。
この成分はステインを落とし、歯の表面をコーティングしステインが再び付着するのを予防する効果があります。
②歯周病が気になるならイソプロピルメチルフェノール・塩化セチルビリジニウム・塩化クロルヘキシジンなどが配合されているものを選びましょう。
特にイソプロピルメチルフェノールは歯周ポケットに付着した歯垢の除去に適しています。
③冷たいものがしみる方は硝酸カリウムや乳酸アルミニウムが含まれているものを選びましょう。
硝酸カリウムは神経に刺激が伝わるのを抑制し、乳酸アルミニウムは痛みを感じる神経につながる穴をふさぐ働きがあります。
④虫歯予防にはフッ素濃度が1,000ppm以上含まれているものがおすすめです。
フッ素には虫歯の原因となる酸の産生を抑える効果や歯の再石灰化を促進する効果があります。
ただし、6歳未満の子供はフッ素の過剰摂取で歯の変色や形成障害を引き起こすリスクがあるため1,000ppm以下の濃度の物を推奨いたします。
このように口内トラブルにあった成分が配合された歯磨き粉を使い続けることでより口腔内を健康に保つことにつながりますよ。
わからないことがございましたらお気軽に歯科医師や衛生士に聞いてみてください。あなたに合ったベストの歯磨き粉を選んでくれるでしょう。