CADとCAMについて

担当: 歯科医師 渡邉 | 2023.11.05

こんにちは、

祐天寺の渡邉です。

今年は例年に比べて暑い時期が続いた分秋を感じられる時期が短く感じますね。

 

歯を修復するにあたり現在はセラミックスやハイブリッドレジン、金属といった様々な材料があります。今回は保険内診療で選択できる白い詰め物についてお話しします。

保険内診療で選択することができる白い詰め物はハイブリッドレジンと呼ばれる材料です。こちらはCAD/CAM(キャドキャム)と呼ばれたもします。厚生労働省が定めた基準をクリアした歯科医院のみ扱う事が出来るもののため、保険内診療で選択することができない歯科医院もあります。その場合は金属のみになってしまう可能性がありますが、当院では扱っています。

 

全ての歯を対応できるわけではありません。前歯部と小臼歯は行う事ができますか。大臼歯部に細かなルールがあります。1番奥の第二大臼歯が4本とも揃っていれば、第一大臼歯はCADCAMにする事ができます。また、原則第二大臼歯はCADCAMにする事ができませんが、金属アレルギーのある方はその証明が出来ればCADCAMにする事ができます。詳しくは歯科医師にご相談ください。

 

このCADCAMは今では歯科で一般的な使われる言葉になっていますが、もともとはコンピュータの用語です。CADとはコンピュータ支援設計、CAMとはコンピュータ支援製造という意味で、コンピュータで歯の設計を行い、加工し製造していきます。口の中や模型をスキャン、そのスキャンデータから歯の形を3Dデータにより設計します。そこからハイブリッドレジンの塊を専用の機械で削り出し作製します。これがCADCAMです。以前まではハイブリッドレジンを盛り上げながら全て手作業で作製を行なっていましたが、今はほとんどが機械で終わらせる事ができます。

セラミックスのような保険外診療の物は歯科技工士が時間をかけて手作業で行いますが、CADCAMは機械的なため、精度や色合いの再現度はセラミックスのような物の方が良いです。

しかしメタルフリーの観点から金属アレルギーの心配があるため、口腔内から金属をなくすという意味合いでは非常に有効的ですので興味がある方はご相談ください。お待ちしております。

 

 

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