新年あけましておめでとうございます!祐天寺で歯科医師をしております瀬田と申します。
今年も口から始まる健康で素晴らしい一年になりますように!
さて、今月は歯周病に関してです。歯周病は、歯ぐきの周りの組織に影響を与える炎症性の疾患で、進行すると歯を支える骨が崩れ、歯が抜ける原因となります。歯周病の主な原因は、歯垢(プラーク)と歯石の蓄積です。歯垢は歯磨きや歯磨きの不十分な箇所に蓄積し、細菌の繁殖を促進します。これが進行すると歯石となり、歯茎に刺激を与えて炎症を引き起こします。
歯周病の初期症状には歯ぐきの腫れや出血があります。進行すると歯がグラつき、最悪の場合歯を失うこともあります。
しかし、歯周病は予防可能です。
まず、歯垢の蓄積を防ぐためには、適切な歯磨きが欠かせません。歯と歯茎の境目や歯の裏側など、見えにくい部分もしっかりと清掃することが重要です。また、歯科医院での定期検診も3ヶ月に一度程度継続していくことにより高いレベルでの予防が可能となります。また、近年の研究でタバコは歯周病のリスクを高めるため、控えるか禁煙を心掛けましょう。全身疾患との相互影響があることもわかってきています。
新年を迎え、新たな一歩を踏み出すこの機会に、歯周病予防を意識してみてはいかがでしょうか?気になることがあればお気軽にクリニックへ来てくださいね。