こんにちは、エムズ歯科クリニック弘明寺の栗山です。
季節の移り変わりを感じる頃になりました。気温差が大きい時期は体調を崩しやすく、特にご高齢のご家族を支えている皆さまにとっては、日々の健康管理が気になる季節ではないでしょうか。
今日は誤嚥性肺炎を予防するための口腔ケアについてお話しします。普段、口腔ケアや誤嚥性肺炎について、色々とお調べしているご家族や介護者の方は多いかと思います。
まず、なぜ口腔ケアが誤嚥性肺炎の予防につながるのかということですが、高齢になると飲み込む力や咳き込む反射が弱まり、食べ物や唾液が気管へ入りやすくなります。これが「誤嚥」です。お口の中に細菌が多い状態で誤嚥が起こると、それらが肺へ入り込むことで誤嚥性肺炎につながることがあります。
そのため、お口の中を清潔に保つことが、肺の健康を守る大切な習慣になります。特別なことではなく、日々のケアの積み重ねがご本人の生活の質を支える力になります。
ご家庭でできる口腔ケアのポイントとしては、第一に歯ブラシでしっかり磨くことで歯だけでなく、歯ぐきの境目や頬の内側にも汚れが溜まりやすくなります。優しく丁寧に磨くことが大切です。
次に舌の清掃も重要です。舌の表面には細菌が付着しやすいため、舌ブラシや歯ブラシで軽く清掃すると、口臭や誤嚥性肺炎リスクの軽減に役立ちます。
また保湿ケアも忘れずに行いましょう。口の中が乾燥すると粘膜が傷つきやすく、細菌も増えやすくなります。保湿ジェルなどを使うと快適さが保ちやすくなります。
入れ歯をお持ちの方は、まめな入れ歯の清掃も大切です。入れ歯の裏側に汚れが残りやすく、細菌の温床となることがありますので、外して洗いましょう。
こうしたご家庭でのケアに加えて、定期的に歯科医院で専門的なクリーニングやお口の状態の確認を受けていただくことも重要です。
飲み込みにくさやむせやすさなど、気になる症状がある場合は、遠慮なくご相談ください。ご自身では気づきにくい変化を見つけるお手伝いができます。
季節の変わり目は、ちょっとした不調が長引くこともあります。日々の口腔ケアがご高齢の方の健康を支える力になりますので、無理のない範囲で続けていただければと思います。
ご家族の皆さまの毎日が少しでも安心で穏やかになるよう、エムズ歯科クリニック弘明寺もお手伝いしてまいります。


