被せ物の着色

担当: 歯科技工士 大木 | 2022.01.02

あけましておめでとうございます。
エムズ歯科クリニック歯科技工士の大木です。

みなさんどんなお正月を過ごされましたか?

本年が皆さまにとって輝かしい一年になる事をお祈り申し上げます。

さて、今月は被せ物の着色についてお話ししたいと思います。

最初は白かったのに経年と共に段々と茶色や黄色くなってしまった。
これってクリーニングで落とせないの?とお困りの方はいらっしゃいませんか。
答えはYESの場合もありNOの場合もあります。

まずYESの場合は着色が被せ物の表面にのみ付着している状態で、これならクリーニングで落とす事が可能です。

NOの場合は着色が被せ物の内部まで浸透してしまって変色している状態です。
こうなってしまうと作り替えるほかになくなってしまいます。

これらは被せ物の材料によって状態が変わってきます。

保険診療で使用される白い被せ物は主にレジンと呼ばれる樹脂をベースにした材料で製作されています。レジンは吸水性がある為経年と共に食べ物や飲み物に含まれる色素を吸水して変色していってしまいます。

それに対して自由診療で使用される白い被せ物は主にセラミックをベースにした材料で製作されています。セラミックは吸水性が無い為着色は表面に付着するのみで内部にまでは浸透しません。
そのため着色してしまっても適切なクリーニングを行えば白くキレイな状態を長く保つ事が可能です。

ここで注意が必要なのがご自身で無理に着色を落とそうとすると被せ物の表面を傷つけてしまい滑沢な状態が損なわれる場合があるということです。

着色でお困りの方は一度クリニックでご相談されてみてはいかがでしょうか?

新年、キレイな口元でスタートしたいですね。

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