歯周病について

担当: 歯科技工士 佐藤 | 2024.01.02

こんにちはエムズ歯科クリニックの歯科技工士の佐藤です。新しい年の始まり寒の入りとともに寒さも一段と厳しくなってまいりましたがいかがお過ごしでしょうか?朝布団から出るのがつらい時期になってきましたね。今年こそはウインタースポーツに挑戦したいと思っています。さて今回は歯周病についておはなししようと思います。

  • 歯周病の原因

歯周病というのは歯と歯ぐきの間の細菌に感染して歯の周りに炎症が起こる病気です。炎症が歯ぐきに限定されるときは歯周炎でそれ以上に進行してしまうと歯周炎と呼ばれます。恐いことは自覚症状がないまま進行し歯周炎になると歯が抜け落ち全身に影響が及ぶことがあります。

  • 歯ぐきは歯を守る為の大切な組織

歯は歯冠と呼ばれる外からみえる部分と歯ぐきの内部に隠れる歯根部で構成されており歯の表面はとても固いエナメル質という組織により守られています。歯根部は象牙質、セメント質からなり内部には歯髄と呼ばれる組織があり神経や血管が入り組み象牙質に栄養を供給する役割を担っています。歯の周りを取り囲んでいる粘膜が歯ぐきで、歯ぐきの中には歯槽骨と呼ばれる骨があり歯を支えています。さらに歯と歯ぐきの境目には歯根膜という膜がありクッションの役割を果たしています。健康な歯ぐきには歯と歯の間に隙間がほとんどないので内部に細菌が入り込むのを防いでくれています。

  • 歯周病を引き起こす原因

歯が十分に磨けていないとプラークという細菌の集まりが歯と歯ぐきの間に溜まり歯周病はこの細菌が繁殖することで起こります。歯ぐきが赤く腫れ、出血しやすくなるのは細菌による毒素によって炎症を起こしているからです。プラークを放っておくとやがて石灰化し歯石へと変化してしまうと歯石は歯磨きなどでは取り除けないため歯科医院でとってもらわなくてはなりません。歯肉炎から歯周炎へと移行すると膿が出て口臭の原因になる。歯槽骨が溶け支えられなくなった歯が抜け落ちてしまう症状が進みます。ストレスや喫煙などの生活習慣や糖尿病によって免疫機能が落ちていると病気は進行しやすくなります。

  • 歯磨き剤の選び方

歯周病予防用に医薬品として抗炎症成分を配合した軟膏やペースト状の外用薬が出ています。指や歯ブラシにつけて歯ぐきに塗るものです。予防用には毎日のブラッシングを助ける歯磨き剤を使います。歯磨き剤の中に歯肉炎、歯周炎予防の薬用成分を配合した医薬部外品の製品があります。細菌の増殖を抑えたり、歯ぐきの炎症を鎮めたり歯質を強化するフッ素などが配合されたものを使用するとより効果的に歯周病の進行を予防できます。歯周病は感染症であるとともに生活習慣が発症のきっかけになることから生活習慣病ともいわれています。感染の原因となるプラークを取り除く歯磨きや食生活などの生活習慣を見直し全身の病気につながるおそれのある歯周病を予防しましょう。

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