こんにちは、エムズ歯科クリニック、歯科医師の片山翔一です。
今年の冬も相変わらずしっかりと寒いですね・・・。
以前にも記載しましたが、空気が感染する冬は、ウイルスによる感染のリスクが上がりますので、皆さん手洗い、うがいをきちんとして感染症対策をしていきましょう。
この冬は箱根・山梨・長野や関東以外の温泉地へドライブで行き、ゆっくりします。
寒い時期なのでおいしいラーメンや鍋を食べて温まりたいですね。
そんな美味しいものを食べた際には、物を歯で細かく咀嚼し、唾液の力で口の中での消化を手助けしてくれます。
唾液は他にも色々な力を持っています。
口腔内のおいて、細菌の繁殖を抑える力も持っていたり、唾液が粘膜を覆っていることで口の中の粘膜を保護したり、傷ついた粘膜を修復したりと多岐に渡る活躍を見せてくれます。
そんな唾液の一番素晴らしい作用は、カルシウムイオンやフッ素イオンを持っている唾液は、歯の再石灰化を促進してくれるという作用があります。これがきちんと作用することで、虫歯のリスクを下げ、健康なエナメル質を維持してくれるのです。
もちろん、日々のブラッシングやきちんとした食生活も重要です。
そんな大切な唾液ですが、シェーグレン症候群や糖尿病などの全身疾患、服用薬、ストレス、口呼吸、加齢によっては、唾液の分泌が減少してしまうこともあります。
全身疾患や服用薬については医科との連携が重要になりますし、唾液腺のマッサージを実施する必要もあるかもしれません。また、口呼吸の人は何が口呼吸の原因(耳鼻咽喉科との連携)かで、対応が大きく変わります。
最近、口の中が乾く、ネバネバする、口臭が気になる、ということがあった時はすぐに担当の歯科衛生士もしくは歯科医師へご相談ください。
それぞれに合わせた対応方法をお伝えします。