削るタイミング

担当: 歯科医師 津田 | 2023.03.03

こんにちは。

エムズ歯科クリニック東中野医院で歯科医師をしております津田です。

 

「むし歯」

必ず削ってそこを人工物で補っていく必要があると考えられていた時代がありました。

その時代はDrill and Filling と揶揄され、削って詰めることが歯科治療のほとんどだとされていました。

 

しかし現代のむし歯治療はそれだけではありません。

20年以上前から多くの歯科関係者の尽力により、日本人のむし歯というのは大幅に減ってきました。それこそ高校生以下のむし歯の本数は平均すると1本あるかないか程度まで落ち着き、12歳以下では0本が9割を占めるというところまで日本人の口腔内に対する意識は上がってきました。

 

そこでこれからの時代はむし歯だから削って詰めるではなく、どうしたらむし歯にならないようにするかという予防していくという時代です。

 

歯科治療というのは一度削ってしまうとその後は必ず人工物が入ることになります。

どんなに良いものであれ、ものである以上劣化がつきまといます。

修復物が寿命を迎えるたびに変え、段々と歯が弱くなっていき、ついには抜歯になってしまう。その最初の一歩をいつ踏み出すことになるのかでその歯の寿命は大きく変わります。

 

「一度切削介入をすると歯の寿命は半分、根管治療をすると1/4になってしまう」

ということを言っている先生もいます。

 

むし歯になったからすぐ削るのではなく、どの選択肢がいちばん自分の歯を長く使ってあげられるのかを考えてしっかり担当の先生と相談するのが良いと思います。

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