磯子 歯科医師の山口 将です。
歯科医院での治療は、むし歯治療や歯周病の治療が一般的ですが、歯ぎしりに悩まされている方も多いと思います。私もその一人です。
何かに集中する時、ストレスを感じる時、夜寝ている時に、無意識に歯ぎしりが行われています。
歯ぎしりをすると、次第に歯がすり減っていきます。
歯がすり減ると、咬む位置が変わり、顎に症状が出てくる可能性もあります。
特に前歯の辺縁はすり減りやすい部位です。
すり減ると見た目が悪くなるだけでなく、知覚過敏の症状が出ることも少なくありません。
歯ぎしりの治療には認知行動療法と呼ばれる、歯ぎしりしていることを患者様自身に自覚していただき、歯ぎしりをしないように意識していただく方法があります。
具体的には、仕事中やご自宅で目につくところに印などを書いておき、その印を見たら歯ぎしりをしないよう意識するなどが挙げられます。
また、就寝中は無意識に歯ぎしりが行われるため、ナイトガードと呼ばれる透明なマウスピースを装着することで、歯を保護していきます。
私も就寝時には装着しています。
朝起きると、装着していない時と比べ、顎の疲れが軽減されています。
歯ぎしりをしているかもと心当たりがありましたら、当院で作製ができますので、歯科医師や歯科衛生士、スタッフにお声がけください。