毛先があたらないとダメ

  担当: 副院長 飯田 | 2024.01.04

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台の歯科医師飯田です。

新しい一年がはじまりました。

気持ちを新たにまたよろしくお願いいたします。

さて、当たり前で大事なことなんだけど忘れがちなことってありますよね。

ほうきやタワシを使って掃除をされたことのある方は、ほうきやタワシのどこが汚れをきれいにしてくれているか?

そうですね。

「毛先」です。

つまり、毛先以外は汚れをとる力はないわけで、ほうきの毛先がねてしまったり、たわしが開いてしまうと買い替えるのは

「毛先があたらないと汚れが取れない」

からです。

これは歯ブラシでも同じです。

こんな謳い文句をお聞きになられた方はいらっしゃいますか?

毛先が歯間にしっかり届く!

毛先が歯間にしっかり入る!

確かに毛先が歯間に入ったとして、毛先はどこに当たっているでしょうか?

毛先ではない側面がどれだけ歯間を通っても汚れは落ちません。

これはフロス、糸ようじにも言えることですが、フロスは毛先がないのであくまで歯間ではなく歯の接点の汚れをとるための道具なのだと思われます。

さて、なぜ歯間に毛先がとどかないといけないのか?

ですが、これは歯間が

歯周病菌の絶好の棲家であること

歯間の歯茎は構造が弱く容易に歯周病菌が侵入できてしまうこと

歯周病菌が歯間にある根っこの溝に沿って進みやすい

この3点が理由になるかと思います。

毛先があたらないところは、歯周病菌にとっては敵がいないのも同じです。

では、歯間の歯面や歯茎の付け根にたまる汚れを取るにはどうしたらよいのでしょうか?

それにはやはり

「歯間ブラシ」

しかないという結論になるわけです。

歯間ブラシは、ワイヤーに360度毛先がついています。

マイクロタワシとも言っても良いかもしれません。

全ての方に歯間ブラシが必要なわけではなく、硬い健康な歯茎が歯間をふさいでいる場合、はいらない箇所には必要ないかと思います。

ただし、歯間ブラシが入る方はやらないと汚れが残ったままになるわけです。

正しいサイズややり方については歯科医院にてお問い合わせいただければと思います!

それでは、皆様にとりまして良い一年になりますようお祈り申し上げまして失礼いたします。

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