意外と知らない、歯磨き剤の話

  担当: 院長 長谷川 | 2024.08.28

こんにちは。エムズ歯科クリニック港南台院長の長谷川です。暑い日が続いていますね。皆さま体調崩してないでしょうか?蒸し暑い日が続きますので、せめて口の中は爽やかでいたいものです。

 

さて、本日は歯磨き剤についてお話します。

 

歯磨き剤は、日々の口腔ケアに欠かせないアイテムの一つです。正しい歯磨き剤を選び、適切に使用することで、歯や歯茎の健康を維持するだけでなく、口臭予防や虫歯、歯周病の予防にも効果があります。今回は、歯磨き剤の効果・効能、種類、そして選び方について詳しく解説していきます。

 

◆歯磨き剤の効果・効能

①虫歯予防:歯磨き剤に含まれるフッ素は、エナメル質を強化し、虫歯菌が酸を作り出すのを防ぎます。また、初期の虫歯を再石灰化する作用もあります。

 

②歯周病予防:抗菌成分が含まれている歯磨き剤は、歯茎の炎症を抑え、歯周病の原因となる細菌の繁殖を防ぎます。

 

③口臭予防:歯磨き剤に含まれる成分が、口腔内の臭いの元となる細菌を除去し、口臭を予防します。

 

④歯のホワイトニング:研磨剤や漂白成分を含む歯磨き剤は、歯の表面に付着した汚れを取り除き、歯を白くする効果があります。

 

⑤口腔内の清潔感:歯磨き剤の香りや爽快感が、口腔内を清潔に保つだけでなく、使用後の爽快感をもたらします。

 

◆歯磨き剤の種類

①フッ素配合歯磨き剤:虫歯予防の効果が高いです。フッ素がエナメル質を強化し、酸に対する抵抗力を高めます。

 

②ホワイトニング歯磨き剤:歯の表面に付いたステイン(着色汚れ)を除去し、歯を白くする効果があります。ただし、毎日の使用は歯にダメージを与える可能性があるため、注意が必要です。

 

③薬用歯磨き剤:抗菌成分や消炎成分が含まれており、歯周病や歯肉炎の予防に効果的です。

 

④低研磨歯磨き剤:歯の表面を傷つけないように、研磨剤の含有量が少ないもの。特にエナメル質が薄い人におすすめです。

 

⑤自然派歯磨き剤:化学成分を避け、天然成分を使用しているもの。敏感肌やアレルギー体質の人に適しています。

 

◆歯磨き剤の選び方

①目的に応じて選ぶ:

虫歯予防、歯周病予防、ホワイトニングなど、自分の口腔状態や目的に応じた歯磨き剤を選びましょう。例えば、虫歯予防が目的であればフッ素配合のものを、歯周病予防が目的であれば抗菌成分が含まれているものを選びます。

 

②成分の確認:歯磨き剤の成分表示を確認し、自分の口腔内の状態に合った成分が含まれているかチェックしましょう。フッ素やキシリトール、薬用成分などの有効成分が含まれているかを確認します。

 

③研磨剤の有無:エナメル質が薄い人は低研磨歯磨き剤を選ぶことが重要です。研磨剤が多く含まれていると、歯を傷つける可能性があります。

 

④香りや味:歯磨き剤の香りや味も選ぶ際のポイントです。毎日使うものなので、自分が好きな香りや味を選ぶことで、歯磨きが楽しくなります。

 

⑤専門家のアドバイス:歯科医師や歯科衛生士に相談し、自分に合った歯磨き剤を選ぶのも良い方法です。専門家のアドバイスを受けることで、より効果的な口腔ケアができます。

 

 

 

歯磨き剤は、効果・効能や種類が多岐にわたります。自分の口腔状態や目的に合わせた歯磨き剤を選び、正しく使用することで、健康な歯と歯茎を維持することができます。日々の口腔ケアを大切にし、笑顔あふれる生活を送りましょう。

 

わからないことがあれば、当院の歯科医師・歯科衛生士にご相談ください。

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