こんにちは、歯科技工士の小澤です。
年が明けた1月は、新年会や挨拶回りなど人と会う機会が多かったと思いますが、そろそろ落ち着いた頃でしょうか?
人と会うときは身だしなみに気を遣いますよね。
その中で、口臭は自分で気が付きにくいので結構気になりますよね。
今日は口臭の原因と予防方法について書いていこうと思います。
不快な口臭の原因のほとんどは、剥がれ落ちた粘膜のカスや、食べカスなどに含まれるタンパク質が口の中にいる細菌により、分解され発酵する過程で出るガスだと言われています。
それは唾液の分泌量にも大きく影響されます。
唾液には口の中の洗浄や自浄の作用がある為、唾液が減って口の中が乾燥する事で自浄作用が低下して、タンパク質を分解する細菌が増えるので、口臭が強くなる原因となります。
また、朝起きたときや長時間食事をとっていないとき、緊張している時やストレスを強く感じている時、ホルモンバランスが崩れた時なども、唾液の分泌量が減り口臭が強くなります。
では、どのように予防していけば良いでしょうか。
口臭の多くの原因が唾液の分泌量と関係があるので、唾液量を減らさない工夫が必要だと考えられます。
唾液は噛んだり話したり、口を動かす事で唾液腺が刺激されて分泌されます。
次のことを心がけると良いでしょう。
・規則正しい食事をし、よく噛んで食べる。
・長時間食事が取れない場合は、ガムを噛むなどして唾液の分泌量を増やす。
・人と会話をして、口を動かす。
・適度な運動をしてストレスを減らす。
・十分な睡眠をとり、疲れを残さないようにする。
タバコやアルコール、ニンニクなどの摂取も原因として考えられます。
気になる方はそれらを少し控えると解決するかもしれません。
口臭とともに鼻や喉、胃腸などの病気の症状がある場合は、該当する医療機関に相談すると良いと思います。
外出先での一時的な対策としては、ミントタブレットや口臭スプレーなども有効になると思います。
それでは、健康的な生活リズムで口臭を減らして行きましょう。