こんにちは。
能見台の歯科衛生士、荒井です。
この間、出かけ先で山の凸凹の斜面に格子状っぽくコンクリートが敷かれてそこに大きなボルトみたいなのが植わっている場所を見かけたのですが。
同行していた友人は、「斜面に入れるボルトだから相当長いのが植わってるのかな。」と話していたのですが、その光景が歯のインプラント治療に似ていると感じた私は「いや、長すぎるとボルトの先が斜面の中で干渉しあったりする可能性があるから、思ってるより短いかもね。」と予測しました。
世間でもよく話題に上るインプラント治療(←他の部位に対して行なわれるものについても「インプラント治療」という単語が使用されますが、ここでは「失った歯を補うために行なわれる治療」を指すことにします)。
一生の内にそう頻繁に皆が受けるものでもないので、良い話題にしても悪い話題にしても、自分が触れた話題の印象に影響を受けやすいですよね。
そもそもインプラント治療というのは、むし歯、歯周病、歯の破折等により自分の歯を残せない状態になってしまった場合の選択肢となることがある治療法で、顎の骨に小さなボルトを入れて、その上にいわゆる歯の頭の部分に該当する被せ物を入れて、再び噛めるようにするものです。
ブリッジのように、失った歯の両側の歯を大幅に削る必要もないですし、入れ歯のように両側の歯にバネをかけたりする必要もなく、比較的もとの天然歯に近い状態に戻すことができます。(保険適用外の自由診療の対象となります)
でもこのインプラント治療、ボルト部分を顎の骨に埋入する時の角度なども重要で。
先生たちはボルト部分を計画した角度に埋入するために様々な技術を駆使しています。
そして、ボルト部分の長さなども症例ごとにきちんと適したサイズを選択しています。
山の凸凹の斜面に複数のボルトがコンクリート上から植わっていた件について前述しましたが、このようなボルトは長ければ長いほどいいわけではないですし、とりあえず植わっていればいい、というわけでもないのです。
なお、当院のインプラント治療で使用される「ボルト部分(インプラント体)」の費用は、231,000円のものと、242,000円のものがあります。
これに被せ物の費用等もかかってきますので、詳細はホームページを確認していただければと思いますが。
当院では安全に適切な角度でボルト部分が埋入されるよう様々な工夫をしています。
歯がない部分をどうにかしたいと思っている方やすでにインプラント治療を検討している方などは、インプラント治療について不明点や心配な点ございましたら歯科医師までご質問ください。
分からない部分があると不安になりやすいので、一緒に解決しましょう。